人生初のフルマラソン(42.195km)に挑戦して感じたこと。
2022年12月にホノルルマラソン(50回記念大会)に参加しました。約3年前に「ダイエット目的」でランニングを始めた私ですが、気がつくと「10km」続けて走れるようになった時に「フルマラソンいけるかも!」と思うようになり、人生初のマラソンなら大好きなハワイで開催されるホノルルマラソンに出ようと決心しました。
日本のマラソン大会と違うところは「制限時間が無い」ということもありますが「5時間を切るタイムで完走」という目標を設定して臨みました。
コロナ禍の影響で参加者もそこまで多くなかった様ですが、スタート前の国歌斉唱やスタート時の打ち上げ花火など一生忘れられない経験となりました。
順調に走り出した私ですが、30km手前付近から両足の太ももが激しく痛みだし、歩く場面が増えたので、沿道にあったベンチに座って「5分だけ」休むことにしました。その時に他の参加者をずっと見ていたのですが「皆さん辛そう・苦しそう」に走っていました。明らかに私よりもご年配の方も一生懸命走っている姿を見て「自分だけが苦しいわけでは無い」と気付かされたと同時に勇気が湧いてきて、5分を待たずに再び走り始めました。
なんとか40km付近にたどり着くと「4時間43分」を示す電光掲示板。
「残り2kmを17分で走れたら目標達成!」そこから下り坂ということもあってギリギリですが5時間を切るタイムで完走できました。ゴールゲートを通り抜けた瞬間に私が思ったことは・・・。
「やったぁ! やれば出来るじゃん! 超楽しい!」
52歳(当時)のおじさんですが、子供のような感想で大変申し訳ないです。でもこれがリアルな気持ちでした。ここまで文章を読んで頂いたのに「これ?」って感じになった方もいると思います。でもこの経験は私の一生の宝物です。それともう一つ感じたことがあります。マラソンを完走した話しをすると、皆さん「凄いですね」と褒めて下さいますが、私自身は何も凄いとは思いません。なぜなら「凄い人はもっと他にたくさんいる」と感じることが出来たからです。
50回を数えるこの大会に、一度も欠かさず参加し続けているランナーがお二人もいたそうです。普通に考えても70歳くらいの方だと思います。本当に凄い人とは、こんな方々だと思います。
今後、良い仕事をやり続けていくことで「凄い人だな」と思ってもらえるような「おじいちゃん」になれるように、毎日努力をし続けたいと思うようになりました。